2026年度は、国の「先進的窓リノベ2026事業」が受付中です
内窓・二重窓の補助金の柱は、環境省による先進的窓リノベ2026事業です。2026年8月19日時点で、公式サイトは交付申請の受付中を示しており、予算に対する補助金申請額の割合は18%(8月19日午前0時時点・毎日更新)です。
この制度は予算の上限に達し次第、受付を終了する仕組みです。現在の消化率は「今すぐ枠がなくなる」水準ではありませんが、申請期限も決まっているため、今年度の利用を考えるなら、逆算して動く必要があります(期限は後述)。
ひとつ注意したいのは、制度の内容が年度で変わることです。たとえば1戸あたりの補助上限は、2025年までの事業では200万円でしたが、2026年事業では100万円に変わっています。過去の年度の解説記事の数字をそのまま信じないでください。
いくら戻るか:1戸あたり上限100万円、製品ごとの定額制
制度の骨格を先に押さえておきましょう。
- 補助上限は1戸あたり100万円
- 1申請あたりの合計補助額が5万円以上になる工事が対象(小さすぎる工事は単独では申請できません)
- 対象は、性能要件を満たす製品による内窓の設置、外窓の交換、ガラス交換など
- 補助額は、窓の性能グレードとサイズごとに決まった定額の合計。対象製品と金額は公式サイトで検索できます
- 2025年11月28日以降に着手した工事が対象
つまり「工事費の◯%戻る」型ではなく、「この製品・このサイズなら◯円」という積み上げ型です。自宅の窓の数とサイズが分かれば、依頼先の事業者が補助額の見込みを計算できます。
期限:予約申請は11月16日、交付申請は12月31日まで
2026年度事業の期限は、交付申請の予約が2026年11月16日まで、交付申請が2026年12月31日までです。ただし、その前に予算が100%に達した場合は受付が終了します。
この「交付申請の予約」は、補助金の枠をあらかじめ確保しておくための任意の手続きです。工事を始める前に行うものではなく、使う対象製品の型番が決まり、契約した工事のうち最初の工事に着手した以降に、登録事業者が申請します。予約すると、提出から3か月後か2026年12月31日のいずれか早い日まで枠が確保されます。交付申請そのものは、工事の完了・引渡し後に行います。
北海道では、窓の寒さを実感するのは12月から1月です。しかし、そこから検討を始めると、製品の選定・見積もり・工事・申請が年内に収まらず、今年度の枠に間に合わないことがあります。寒くなる前の秋までに動き始めるのが、今年度の補助金を使ううえでは現実的です。
申請するのは「登録事業者」です:依頼先に確認する3つのこと
この制度は、住まい手が自分で申請する仕組みではありません。事務局に登録された「登録事業者」が、施主に代わって申請し、交付された補助金を契約代金への充当または現金で還元する仕組みです。
そのため、依頼先を決める前に次の3つを確認してください。
- その会社(または工事の窓口となる事業者)は、窓リノベ事業の登録事業者か
- 提案されている製品は補助対象製品か、補助額の見込みはいくらか
- 補助金の還元方法(契約代金から差し引くのか、後から現金で戻るのか)
この確認を最初にしておけば、「工事のあとで補助対象外だと分かった」という行き違いを避けられます。
「そもそもうちの窓に内窓を付けられるのか」から確認したい場合は、部屋の内側から窓全体を撮って、LINEで相談するへ写真をお送りください。補助金を使えるかどうかは製品や登録状況など前述の条件次第ですが、窓の形や結露の状態を踏まえたご相談は、写真を見ながらのほうが具体的に進みます。
札幌市・石狩市の制度の現状(2026年8月19日確認)
札幌市:住宅エコリフォーム補助制度(第2回受付が9月4日〜9月17日)
札幌市には、省エネ改修・バリアフリー改修を対象とした札幌市住宅エコリフォーム補助制度があり、窓・玄関ドアの断熱改修も対象品目に含まれています。令和8年度の第1回受付は終了しましたが、第2回の受付が2026年9月4日から9月17日(抽選日9月30日予定)に設定されています。
条件には特徴があり、札幌市内に主たる営業所がある建設業許可業者の施工であること、申請は郵送のみ、抽選制であることなどが決まっています。また、国の窓リノベ事業の性能証明書等はこの制度には使えないこと、他の補助制度とは「補助対象の工事箇所を明確に区分できる場合」に併用可能とされていることにも注意が必要です。金額や詳しい要件は、市の公式ページとパンフレットで確認してください。
石狩市:住宅リフォーム補助金(令和8年度の受付は終了)
石狩市には、市内事業者が施工する50万円(税抜)以上のリフォーム工事を対象に、工事費の10%(上限15万円)を補助する石狩市住宅リフォーム補助金(住まいの応援事業)があります。ただし、令和8年度の受付はすでに終了しています(追加の交付申請期間も8月10日で終了)。
例年、年度の前半に募集される制度のため、来年度に窓の工事を考えている方は、春先に市の案内を確認することをおすすめします。
内窓が北海道の住まいに向く理由
内窓は、壁や外装を壊さずに、今の窓の内側にもう一枚の窓を追加する工事です。窓と窓の間に空気の層ができるため、窓まわりの冷えや結露の軽減が期待でき、外窓の交換に比べると工事の規模も小さく済みます。冬の寒さと暖房費が生活に直結する北海道の住まいで、この工事が国の補助制度の中心に据えられているのは、理にかなっていると私たちは考えています。
一方で、効果の感じ方は住まいの断熱の全体状況によって変わります。窓だけで解決しない寒さ(床下や天井の断熱、気密の状態)もあるため、「どこから手を入れるのが効くか」は現場を見て判断することをおすすめします。
補助金制度は、年度・予算の状況によって条件や受付状況が変わります。本記事は2026年8月19日時点の公式情報にもとづいています。申請の可否や補助額は、各制度の事務局・依頼先の事業者への確認が必要で、本記事は補助金の利用をお約束するものではありません。なお、壱工房が窓リノベ事業の登録事業者に該当するかは現在確認中です。ご相談の際に最新の状況をお伝えします。
石狩市・札幌市北区周辺でのご相談
合同会社壱工房は、石狩市・札幌市北区周辺で住まいのリフォームと木造小屋を手がける大工直営の会社です。窓の寒さ・結露のご相談では、内窓が向くのか、ほかの断熱改修と組み合わせるべきかを、現場の状態を見て率直にお伝えします。
補助金の利用を検討されている場合は、その時点での制度の受付状況とあわせてご案内します。窓以外も含めたリフォームの対応範囲はサービスページで、費用の当たりを付けたい方は見積もり診断でご確認いただけます。
かんたん見積もり診断
窓まわりの工事を診断する
リフォームを選んだ後の項目から始まります。